桟橋は青島のシンボルであり、もっとも有名な観光スポットの一つです。
1891年、清政府が軍需物資の供給のため、埠頭を建設し翌年に完成、その時“海軍桟橋”、“前海桟橋”、“南海桟橋”、“李鴻章桟橋”といくつの名称がありました。
当時建設された桟橋は全長200米、幅10米、中国唯一の海上軍需物資供給線となりました。
1897年、ドイツ軍は青島を占領し、桟橋を軍用埠頭として使用し、1901年5月にさらに沖合へと延ばして全長は350米となりました。
1931年、国民党政府が出資して、今の総長440米、幅10米に改修しました。そして、桟橋南端に半円形の防波堤を増設し、その上に、「回瀾閣」という八角亭を建設しました。
遠くから見えた桟橋は七彩の虹のように海に浮かんでいて、文人たちが沢山の賛美の詩句を残し、青島ビールの標記も桟橋を背景にして作られました。
桟橋で散策すると、まるで海に身を任せ、波の音と海の息を楽しむことができます。“白雲が青空に、カモメが海天に、沿岸の緑木と建築物”が一種の奇妙な欧米雰囲気を作り出します。
回瀾阁
「回瀾閣」の屋根は黄金色の瑠璃瓦、周囲には24本の漆紅円形の亭柱があり、二階の周りにガラスの窓から青島湾などの景色を一望でき、“一つ窓が一つ景色となり、一つ景色が一つ画になる”という究極な民族風格があります。
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