青島においても日本と同様、賃貸住宅や分譲住宅を扱っている不動産やさんがたくさんあります。
ここで主な注意点と、日本と違う所だけ少し記載しておきます。
先ず、物件を案内してもらう時、なにやら同意書みたいなものにサインを求められます。これは物件を案内された時、大家さんと借主が、不動産屋さんを通さずに、裏で直接契約を防ぐ為のものです。このシステムは21世紀不動産には共通しているようです。 またほとんどの大型施設は事務所と住居が混在しています。
1.仲介手数料 不動産屋さんの仲介手数料は、法定では上限一ヶ月分になっています。値引き交渉によっては、半分程度まで安くなる可能性もあります。
2.保証金 普通は保証金は必要ありません。 但し賃貸の場合は、ほとんど最低限生活に必要な家具がついています。高級家具や備品や内装に特別なものがあると、保証金を取られる場合があります。もちろん保証金の返還は可能です。 保証金を取られている場合で、解約の際は早めに連絡しておかないと、大家さんによっては、今お金がないので「後日にしてくれ」などともめることがあるので注意してください。
3.表示 案内所に記載されている居住面積は、エレベーターや通路などその他の共有面積が含まれた広さで記載されてます。ほとんどが15%から多い時には30%も多く記載されてますので、必ず確認してください。 また金額も、税抜きの価格で表示されている場合がほとんどです。 税金は通常10%までですが、中には15%要求される場合もあるようです。この場合、会社の税金申告状態によるものなのでも違法ではありません。個人のオーナーと直接賃貸契約を結ぶと、確かに安いですが、正式の領収証は発行できません。日本の会計処理では通用しますが、中国での会計処理では認められていません。
4.契約 通常一年間契約は普通ですが、半年契約も可能です。その場合は保証金を請求されたり、家賃が上がります。特に外国人の場合は支払いは1年間の前払いが原則です。
5.管理 管理費は日本と同様管理会社に個別に払うのが普通です。 管理費に対して一定の基準がありませんが、2元/平米以下くらいです。 マンションによっては、水道やガスのメーターが室内にあるので管理人がメーター確認に来ます。
6.内装設備 普通の賃貸であれば、ベッド、机、椅子、キッチン、テレビ。 少しよければ、エアコン、ソファー、システムキッチン、60チャンネルテレビ等がついてます。 お風呂にはシャワーが付いていますが、バスタブはほとんどありません。あるのは銀都花園等一部だけです。 長期利用の際は、取り付けスペースがあれば、大家さんに相談するとOKの場合もよくあります。 暖房は新しいところではほとんどセントラルーヒーティング式になってます。各部屋やバスルームにも付いてます。 集中暖房の期間は11月16日から4月5日までとなっており、法定で16度以上保つことが義務付けられています。
7.退去 通常一ヶ月前までに連絡します。というより契約終了前月までに、次の1年分を入れなければ、契約終了時に追い出されると思ってください。日本のようにちょっと待っては通用しません。
8.余談 不動産会社で、日本語が通じる会社と日本人が経営してる会社は違います。日本語が通じるからといって、日本の心は通じません。「まぁいいだろう」の妥協をすると後悔が多々やってきますのでご注意を。
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